おひさま大賞

おひさま大賞 > 第11回おひさま大賞受賞発表

第13回おひさま大賞入賞作品発表

今回は童話部門1010作品、絵本部門449作品という、実に多くのご応募をいただき、ありがとうございました。最優秀賞の2作は、「おひさま」で発表する予定です。ご期待ください。

最優秀賞
童話部門「かくれんぼうすきすき」七海冨久子(神奈川県)
ストーリー:
 ゆうくんは、お母さんにおつかいを頼まれました。商店街に向かう途中、道の真ん中にバナナが一本落ちていました。そこで、ゆうくんが
「バナナみーつけた。」
と言うと、
「みつかっちゃった。」
と、バナナがしゃべって、ぴょんと飛び跳ねたのです。ゆうくんはもうびっくり! しかもバナナの皮がぺろんとめくれたのです。バナナの中には、なんと目のくりくりした小さな子ざるが隠れていました。子ざるは、どうやらかくれんぼうの途中らしいのです。かくれんぼうの好きなゆうくんは、〈バナナざる〉と街の中でかくれんぼう遊びを始めたのですが…。
受賞のことば
 この度は素晴らしい賞をありがとうございました。この作品はバナナの皮をむきながらおもいつきました。バナナからちっこいおさるが出てきたら、かわいいだろうな。バナナがおうちで、スイカやブドウに住んでいるお友達がいて…。考えているうちに楽しくなって、お話にしてみました。このお話を読んだ子どもたちから、「楽しかった」「面白かった」と「ぽかぽかしんぶん」に手紙が来たらいいな。そんな図々しいことを今は想像しています。これからも想像力をたくましくして、楽しいお話を書きたいと思っています。
絵本部門「ポケットのなかのイッシー」ジョラン(兵庫県)
ポケットのなかのイッシーストーリー:
 みっちゃんは、落ちていた石に声をかけられました。丸くてすべすべの石だったので、飼うことにしました。名前は〈イッシー〉。やんちゃな〈イッシー〉との楽しい毎日がしばらく続きましたが、ある日、目を覚ますと〈イッシー〉がいなくなってしまったのです…。
受賞のことば
 自然の中で遊んでいると、おなかの底から笑ったり、はしゃいだり、ゆったりとくつろぐことができます。そんな感覚をもとに、これまで絵や物語を創作してきました。今回の作品でそれが見る人の心にも伝わって、このような素晴らしい賞をいただけたのかと思うと、うれしくて涙が出ます。これからも自然の中で絵本の「原石」をみがきつつ、大人も子どもも一緒になって楽しめるような作品づくりを心がけていきたいと思っています。この度は本当にありがとうございました!
優秀賞
童話部門「天をとぶせんべい」石橋京子(東京都)
ストーリー:
 こすけはとうがらしのように赤いせんべいを売り歩いていました。その途中、赤い唐辛子を空に投げる奇妙なおじいさんと出会ったのです。その出会いがきっかけで、せんべいが飛ぶように売れるようになったのですが、そのわけは…。
受賞のことば
 ある日のお昼どき、電話が鳴りました。またセールスだろうなと思いながら受話器をとると、「小学館おひさま編集部です。」というお声が…。予期せぬうれしい不意打ちに、その日はずっとドキドキしっぱなしでした。
絵本部門「まっしろちゃん」こいわい さとこ(福岡県)
まっしろちゃんストーリー:
白猫の〈まっしろちゃん〉は、家の人に踏んづけられたり、タオルに間違えられたりする、目立たない猫。ある雪の日のこと、家の中にどろぼうがやってきました。いったいどうなるのかな?
受賞のことば
 言葉にならない気持ちです。ひたすら、わくわくしています。もっと楽しい絵本をつくれるように、いろんな出会いを大切にしよういと改めて思いました。本当にありがとうございました。
絵本部門「よるざかな」白土あつこ(東京都)
よるざかなストーリー:
夜になると空を飛ぶ〈よるざかな〉。みんなが怖い夢を見て困っていないか、パトロールしているのです。さあ今晩はどんな夢と出会えるかな?
受賞のことば
他の人の夢の中に入り込めたら楽しいだろうなと思い、このお話をつくりました。描いている時は毎日楽しくて、楽しくて、おまけに賞までいただけて、夢のようです。ありがとうございました。
童話部門「鬼っ子チヨちゃん」秋定由美(兵庫県)
ストーリー:
 チヨちゃんは鬼の子です。人間の子と同じ幼稚園に通っています。角から出す魔法の光線で、お友達の作ったものをなんでも本物に変えられるんです。ある日、お友達のために魔法を使いすぎて…。
童話部門「ひつじがぴょーん」おがた ゆら(京都府)
ストーリー:
眠れない夜、頭の中にはらっぱを思い浮かべて羊を数えることにしました。りょうちゃんのかけ声にあわせて、羊が上手に柵を越えて行きます。ところが、りょうちゃんは20までしかかぞえられません。さあ、たいへん。はらっぱの羊たちが…。
募集期間 平成16年9月1日〜平成17年4月27日
審査員 角野栄子(児童文学作家)、有賀忍(絵本作家)、寮美千子(童話作家)
※審査員の先生方の選評等、くわしくは、「おひさま」平成17年10月号をご覧ください
小学館4