おひさま大賞

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第12回おひさま大賞入賞作品発表

今回は童話部門1230作品、絵本部門426作品という、実に多くのご応募をいただき、ありがとうございました。最優秀賞の2作は、「おひさま」で発表する予定です。ご期待ください。

最優秀賞
童話部門「スプーンしんぶん」もりや しげやす(東京都)

ストーリー:
 「ぼく、銀色スプーンのさじろう。よしおくんの家でごはんの時に使われているんだけど、実はスプーンの仲間たちが読む『週刊スプーン新聞』の新聞記者でもあるんだ。スプーンの世界で起こるいろんなできごとを書いている。中でも人気があるのは、有名なスプーンやかわった暮らしをしているスプーンを紹介する<今週のスプーンさん>。今回は、これまで大好評だった、海の底に20年、タコの王様一家と暮らす金のスプーンのさじきちさんの話を紹介するね…。」日常的な事から波瀾万丈なお話まで、楽しく織り交ぜた作品。

受賞のことば
 このたびは受賞の知らせを受け、びっくりすると同時に、うれしさがこみあげてきました。童話を書く時いつも思うことは、この世界は目に見えるものだけがすべてではなく、空想する力があれば、見えない世界を自由に見ることができるはずだということ。そしてそのことによって自分の心も広がっていけるのではないかということです。読んでくれた人の空想が広がって、にっこりした顔になってくれるような作品を書いていきたいと思います。どうもありがとうございました。
絵本部門「はぢめの におい」しみず ゆめ(東京都)
はぢめの においストーリー:
 「私の家の猫の<はぢめちゃん>はお散歩から帰ってくるといろいろなにおいも運んでくる。お花のにおい、しめっぽいにおい、おひさまのにおい。どんなところに行ってきたのかなあ。今度は私も一緒に行きたいな…。」女の子と猫との、ほのぼのとした交流が優しい色彩で描かれた作品。
受賞のことば
 ありがとうございます。今は、とにかく本物の「はぢめ」と、新鮮なお水で乾杯したいです。絵本を作る時、見えない部分を意識するようになってから、人への伝わり方が、変化してきたように思います。楽しいことばっかりではなくて、なんでもない事や、悲しい事も大切してゆきたいです。いくつになっても、知らない事がいっぱい!ドキドキハラハラしながら、ちょっとずつがんばります。
優秀賞
童話部門「クララ先生のふらふらダンス」鷹木 梢(埼玉県)
ストーリー:
 くらげのクララ先生は、くらげ流ふらふらダンスの先生です。でも生徒は一人もいません。ある日『ふらふらダンス教室 生徒募集』という看板を出しました。最初の生徒は、たこのコータくん。先生のような<ふらふら>ではなく<くにゃらくにゃら>としか踊れません。そのうち先生にもコータ君の踊りがうつってしまい、教室の名前を『ふわふわくにゃらダンス教室』に換えました。次の日やってきた、ふぐのぽっこちゃんの踊りは<ぷくうぺこ>。先生のダンスもぷくぺこしてきて、教室の名前も『ふわふわくにゃりぷくぺこダンス教室』に。その後も、えいやくじらなど次々に生徒が増えてきて、そのたびに看板も書き換えられていきました。そして、とうとう…。
絵本部門「てとてのあいだ」森 水生(神奈川県)
てとてのあいだストーリー:
『てとてのあいだ』に見えるものは何でしょう。おかあさん、お花、おかあさんが作ったカレーライス…。『てとてのあいだ』にある「あたたかさ」を、ほのぼのとした明るい色で描いている作品です。
絵本部門「いたずらうさぎのラットとビット」山さきサち子(東京都)
まっしろちゃんストーリー:
 ある日、男の子の家の前に<ふしぎなはこ>と書かれた大きな箱が置いてありました。それは、<いたずらうさぎのラットとビット>が置いた箱。男の子は箱が気になって中に入ってみました。するとラットとビットはふたを閉めて箱ごと男の子を山の頂上に運びました。男の子がほっとするのもつかの間、なんと、ラットとビットは山の上からその箱を転がして降り始めたのです!
童話部門「おじさんのポケット」たかはし みか(東京都)
ストーリー:
 かばんを持つことが嫌いなおじさんは、暑い日もコートを着て、大きなポケットに必要なものを全部詰め込んで出かけます。ある日、そのポケットの中に住まわせてほしいと一匹のとかげがやってきました。おじさんは驚きましたが、とかげをポケットに入れ、いつも一緒におでかけをするようになり、とても仲良しになりました。ところがある時、とかげがポケットの中からいなくなりました。穴から落ちてしまったようなのです。さあ大変!おじさんは必死で捜しました…。
絵本部門「つきのきれいなよるです」浅倉田美子(神奈川県)
つきの きれいなよるですストーリー:
 池の中からさかながきれいな月を眺めていました。そこへ月に誘われて散歩をしていた、しかやきつね、ふくろうがやってきました。さかなは、彼らが住む世界の話をききながら、自分も岩山や草原、森の中へ遊びに行ったらどんなにすてきなことかしらといろいろ想像するのでした。
童話部門「おすもうタヌキ」末繁昌也(埼玉県)
ストーリー:
 ユウジにいじめられたヨシオくんが泣きながら歩いていると、あたまにちょんまげ、腰にまわしをつけた<おすもうタヌキ>が現れて、いきなり相撲の技を次々とかけて帰っていきました。ヨシオくんは訳がわかりません。その後もきまってヨシオくんが落ち込んで帰ると必ず<おすもうタヌキ>が現れて、相撲をとってかえっていきます。ある日、ヨシオくんはまたユウジにいじめられてしまいます。でもヨシオくんは今までとは少し違いました…。
絵本部門「ふうたくんとオバケのドロリン」園田トト(神奈川県)
ふうたくんとオバケのドロリンストーリー:
 自分で考えたおばけの絵を描くのが大好きなふうたくんはある日、アイスクリームのおばけ<ドロリン>を描きました。ところが友達に「へんな絵」といわれて、恥ずかしくなりゴミ箱に捨ててしまいました。その晩、ドロリンが「なんで捨てたの」とふうたのところにやってきて、びっくり。ドロリンに泣きながら謝りました。するとドロリンは…。
絵本部門「ちーちーどうじょう」小林美和(静岡県)
ちうーちうーどうじょうストーリー:
 ポリくんは自分よりも大きくて強い弟が嫌いです。ある日ポリくんは、逃げ込んだ布団の中に現れた「ちぅーちぅーどうじょう」で、たくさんのねずみたちと一緒に、強くなるための修行を始めました。最後の修行は怪獣退治。でもその怪獣はポリくんの弟です。ねずみたちは弟にとびかかろうとしています。その時ポリくんは…!
募集期間 平成17年9月1日〜平成18年3月31日
審査員 角野栄子(児童文学作家)、荒井良二(絵本作家)、有賀忍(絵本作家)、寮美千子(童話作家)(敬称略)
※審査員の先生方の選評等、くわしくは、「おひさま」平成18年10月号をご覧ください
小学館4