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第17回(2011年)おひさま大賞受賞発表

子どもたちが心から楽しめる作品を求めて創設された「おひさま大賞」はおかげさまで、第17回を迎え、この度も多数の作品をお寄せいただきました。お礼申し上げます。応募作品は、317通でした。これらの作品を予選委員によって審査し、選考候補作として、12篇を選びました。審査会は2011年10月7日に行われ、厳しい審査の結果、今回は最優秀賞と優秀賞の2作品の受賞が決定しました。ここに発表いたします。

優秀賞
受賞者の皆さま、おめでとうございます。
今回は絵本部門のみに絞った、また、プロアマ問わずという新しい「おひさま大賞」のスタートの年です。力作を前に、最終審査会は「おひさま大賞」史上1,2を争う(!)白熱したものとなりました。受賞された2作品は文字の数が対照的でした。絵と文字のバランスという、絵本にとって大切な要素が熱心に議論されました。今回の受賞作品に共通しているのは、伝えたい思いをしっかり表現されている点だと思います。過去の受賞者のみなさんの作品も、多くが絵本として読者に届いています。どうぞ、がんばってください。
おしくも選にもれてしまった方々には、引き続き力作をお待ちしております。

最優秀賞

「みーちゃんでんわ」 近藤洋子(愛知県豊橋市)

ストーリー:
みーちゃんが、おもちゃの電話のダイヤルをまわします。それは、電話の中に住んでいる〈でんわやさん〉と〈すずむしくん〉のお仕事の合図。ふたりは、みーちゃんの思いを届けるために、電話の中から空へ飛び立ちました。
町をぬけ、海を越え、山の向こうへ。そして、たどりついたのは、山のふもとの一軒家。ふたりは、その家の電話に、みーちゃんの電話の線をつなぎました。そうしたら…。

★この作品は「おひさま」2/3月号に掲載されています(p63〜p70)。

<受賞のことば>
「おひさま大賞」はひとつの目標でしたので入賞できたこと、本当にうれしく思います。ありがとうございます。この作品は「電話は大切な人と大切な人を繋ぐすてきな道具」というテーマで作りました。〈でんわやさん〉と、あまりかわいくない〈すずむしくん〉という登場人物ですが、楽しんでいただけたら幸いです。また新たな目標に向かい、頑張っていきます。

近藤洋子

優秀賞

「ねこの にゃーた うみに いく」 カワダ クニコ(東京都荒川区)

ストーリー:
「かりかりごはん」に飽きていた、猫の〈にゃーた〉。いつか生きた魚をつかまえて食べたいと思っていました。
テレビを見ていると、魚をどんどん釣り上げている、ひとりの漁師が映りました。それを見た〈にゃーた〉は漁師になることを決心。魚屋のおじさんに相談すると、漁師さんを紹介してくれました。なんとその人は、テレビで見た、あの漁師さんでした…。

<受賞のことば>
自分の子どもが幼稚園に入ってから、「おひさま大賞」に応募するようになりました。毎年、結果にど〜んと落ち込んだり、納得してみたり。 今年は、受賞のお電話をいただいて、「これからもっと、がんばって!」と応援していただいているような気がして、うれしかったです。ありがとうございました。

カワダ クニコ

最終選考に残った作品
「くものこどもたち」 いけべ まゆ(大分県)・今村ジラフ(福岡県)
「ラブちゃんとはし」 くさま ひろこ(神奈川県)
「キカイコちゃん」 サジ ヒロミ(東京都)
「ぼくらのえんそく」 のはら ちえり(大阪府)
「やぁ」 林田けん吉(埼玉県)
「いいな いいな」 藤田幸代(大阪府)
「かえるのちからくらべ」 まつだ さちこ(沖縄県)・うえず めぐみ(沖縄県)
「じゅうたい じゅうたい」 八尾慶次(兵庫県)
「だいずのまめきち」 山田里子(東京都)
「ぱぱのおへそやま」 吉村 実(東京都)
募集期間: 平成23年4月1日〜平成23年6月30日
審査員: 荒井良二(絵本作家)、石井睦美(作家)、俵万智(歌人)、長谷川義史(絵本作家)、本誌編集長(五十音順、敬称略)
※審査員の先生方の選評等、くわしくは「おひさま」平成24年2/3月号をご覧ください。
小学館4